子どもを育てていると、お友達と気さくに遊ぶことができる場合と、なかなかうち解けることができない内気な性格をしている場合があることに気づくことがあると思います。
特に、家や親しい人が相手だと元気がいいのに、なじみのない環境では、急に内気になってしまう子は、内弁慶(うちべんけい)と呼ばれたりしますね。
子どもが内弁慶だと、コミュニケーションを取ることができないのではないかと心配するママやパパも多いようですが、子どもは子どもなりにきちんと自分のコミュニケーションの方法を持っています。
内弁慶であるということは、慎重であったり他人の気持ちや考え方に敏感だという心理状況があることが考えられるため、あまり無理に性格を直そうとして人に慣れさせようとしたり、後押しばかりしてしまうと子どもが逆に委縮するようになるので気をつけておきましょう。
子どもの心理状況として知っておくとよいとされるのは、元来、子どもは初めて体験することや、初めて会う人に対してはとても弱い一面を持っているということです。
つまり、内弁慶と言われる子どもは、これらの体験をより強く意識してしまい、他の子より萎縮したり緊張してしまうことがあるということなのです。
少しずつで構わないので、いろいろな体験をさせるように生活を工夫していけば、子どもの内弁慶なところは、いい方向へ変わっていくと考えられます。
新しい環境に飛び込むことに慣れていけば、そういった内弁慶が軽減する可能性もあります。
とはいえ、無理は禁物。子どもがプレッシャーに感じていることに押しつぶされないようにママやパパがサポートしてあげるように気をつけながら、内気な子どもを新しいことにチャレンジさせてあげましょう。
ゆっくりと時間をかけながら自信をつけさせてあげることがポイントとなると言われています。
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