年齢が離れていないきょうだいの場合、下の子の妊娠・出産は、まだ手のかかる上の子のお世話もあってママも大変なことが多いのですが、上の子の気持ちを考えてあげる余裕を持ちたいですね。
下の子が生まれたら上の子はどんな気持ちになっているのか、これは大人の想像をはるかに超えるものです。
・夫が愛人を連れて帰宅した!上の子はそんな気持ちらしい・・
下の子を出産したら上の子の心のケアをするように、という言葉はよく耳にしますが、これはママが思っている以上に大切なことです。
下の子が生まれた時、上の子はどんな気持ちになるのかをこんな風に例えている人がいます。
それはまるで、夫が愛人を連れて帰宅した時の妻の心境と同じだと例えています。
ある日突然、夫が自分よりも若くて可愛い愛人を連れて帰宅すれば、妻はどんな気持ちになるでしょう。
さらに、夫は自分のことはほとんどかまってくれなくなり、その愛人ばかりをちやほやし始めたらどう思うでしょう。
寂しい気持ちになると同時に、とてもその愛人と仲良くしようなどとは思わないでしょう。
下の子を出産したら上の子の心のケアをするようにと言われるのは、上の子の寂しい気持ちをケアすると同時に、きょうだいが仲良く育ってもらうためでもあります。
・上の子の心を理解して!こんな言葉がけやスキンシップを!
上の子の気持ちをそのようにして考えた場合、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なのに、なんで妹(弟)にやさしく出来ないの!」という言葉や「赤ちゃんのお世話で忙しいのだからお利口にしていて!」などという言葉かけは、さらに上の子を傷つけてしまうということが分かるでしょう。
それよりも「いつも我慢してくれてありがとう。」「○○ちゃんが手伝ってくれてママ助かるわ。」といった言葉がけをしてあげたいですね。
どうしても下の子の方に手がかかりますが、だからこそ意識して上の子にやさしい言葉をかけたりスキンシップをしてあげることが大切です。
夫が愛人を連れて帰宅した時の妻の心境くらい、上の子にとっては下の子の出産は衝撃的なものです。
ママを独占したい気持ちをいつも抑えながら、上の子は生活しているのですね。
Photo by Leonardo Shinagawa