今回はベビー服について。
日本のベビー服、とりわけ新生児用の服は、至れり尽くせり。
前開きで縫い目が外側になっていて、肌あたりが優しくできています。
ところが、このような仕様のものは欧米では一般的ではありません。
●欧米のベビー服は”かぶり”です!
では、どのような服を着せているかというと、いわゆる頭からかぶりになっているボディースーツ。
縫い目は普通に内側です。タグも内側に縫い付けてあります。
Photo by Madeleine Ball(flickr)
これを首が座っていないベビーに着せるのですから、慣れないうちは大変です。
一応、首回りはボタンが付いていたり重ねになっていて、着せ易くなっています。
あらかじめ引っ張って充分に余裕をもたせてから、頭を通します。
前合わせになったベビー服もありますが、少ないです。
日本の新生児服をカナディアンに見せると、これ良いわね!とは言われるものの、この着物仕様になった服の着せ方は?と必ず聞かれます。
1か月ほどしてベビーがしっかりしてくると、ボディースーツが着せ易く感じます。
デザインも可愛いし、余分なダブつきがなく動いてもはだけてこないのが良いですね。
●サイズ表示とサイズ感
日本のベビー服のサイズ表示は身長ですが、欧米のベビー服は月齢別です。
例えば3ヶ月~6ヶ月、12ヶ月~18ヶ月といった表示です。
当然ベビーによって体格差があったり、ブランドによって作りやパターンが異なるので、同じ3ヶ月~6ヶ月の服でもフィット感がかなり違います。
ヨーロッパ系のベビーはスッキリ体型で手足が長い子が多いのか、ブランドによっては袖やパンツ丈が長めで、ウエストや脇は少し細めです。
日本の服のように動きやすくするための、幅にゆとりを持たせるなどの配慮は余り感じられません。
うちの娘には脇がきつく感じるので、ジャケットやワンピースは1サイズ上を着せています。
丈は長~いですが、仕方がありませんね(笑)
たまには日本のベビー服を着せたくなります。
普段着は特に、着せやすさが大切ですね。
では、また次回!
カナダのマルチカルチャーな大都市、トロント在住。(まだ1年半と少し)
日本大好きラテン系カナディアンの夫と、ハーフの娘との3人暮らし。
趣味の手編みで娘の服やあったか小物を作りつつ、寒さに耐えながら春を待ち焦がれる毎日。
特技・趣味:絵画、手作り(ビーズアクセサリー、かぎ針編み、レース編み等)
家族構成: 夫 / 娘 1歳