指先を動かす子供は頭がよくなると言う人もいますが、指先の運動と子供の成長にはどんな関係があるのでしょうか。
知っておきたい指先の神経を研ぎ澄ますことと成長の関係を見てみましょう。
・早くから見られる指差し
子どもの指先の運動で最も早く見られるのが実は指差しです。
あれがほしい、あそこに行きたいといった意思表示で1歳になる前から行う子供が多いですが、指差しは親子のコミュニケーションを図るだけではなく、子供が自分の自我を育てるためにも大切なことです。
自分の欲求を相手に正確に伝えられるということは子供にとって自信になりますし、自分のことを見ていてくれる人がいると言う安心感にもつながるのです。
周りで見守ってくれる人がいると分かるといろいろなことに挑戦するようになり、成長へとつながっていくと言います。
・指先の器用さが脳の発達につながる
指先は第2の脳とも言われており、末梢神経を通じて脳を刺激し、脳を発達させることができると言います。
器用に指先を動かすことができるということは自身につながり、道具を年齢に応じて使いこなせるようになったり、目的のためにはどのような道具をどのように使えばいいかと言うことも考えられるようになるそうです。
そうすると、いろいろなことに積極的に取り組むような姿勢になったり、できないことでもできるまでやろうと言う挑戦心を身に着けることができ、いわゆる知的好奇心を育てるのです。
指先が器用な子供はコミュニケーション能力も高いと言われていますから、社会に出たときにも役立つのです。
Photo by Hernan Pinera