妊娠が分かってから出産までドクターに勧められ、毎日飲んでいたのがPregvit というビタミンサプリです。
妊娠前後に必要な葉酸や鉄分、カルシウムなどが入った栄養剤です。
箱にはベビーの笑顔の写真が入り、ピンクと青、二種類の錠剤には妊婦さんのマークが描いてある、嬉しい妊婦応援仕様になっています。
Photo by Jim Lee
朝にピンクを、夕に青を飲むのですが、辛かったのは鉄分の入ったピンクの錠剤でした。
鉄分の吸収をよくさせる為空腹時に摂取しなければいけないのですが、飲むとたいてい吐き気がきます。
はじめはつわりで朝は調子が悪いと思っていたのですが、空腹で鉄分を取ると胃腸の粘膜が刺激されムカつきを起こすことがあるそうなのです。
ドクターに相談したら、無理しすぎず少し食べものをとった後に飲んでもOKと言われ、大分楽に。
カナダでは葉酸摂取量が多いのか?
Pregvitの成分をよく見てみると気になる点が出てきました。
葉酸の量が1100μgで、日本で定められた一日摂取の推奨量の400μgの2.5倍を軽くこえ、一日の許容範囲1000μgをオーバーしているのです。
さらに調べてみると、妊娠後期に1日に1,000μg以上のモノグルタミン酸型葉酸(サプリで飲む葉酸)を摂取し続けると、胎児の喘息リスクが増えたり、ビタミンB12が欠乏している場合に、欠乏がわかりにくくなる原因にもなると言われているようです。国の違いから人種や体型が違うから推奨摂取量が違うのか等考えてみたのですが、実際カナダの国のサイトを見ても一日の推奨量は日本と同じ400μgで、医師に相談なく一日1000μg以上は取らないようにと書かれていました。
ドクターにPregvitの葉酸の量について聞くと、少し高齢という事もあり、増やしているので調整してもいいけど、そのまま飲んで大丈夫よ?と気楽な感じの返答。
私が単純に多めに処方されているだけの話でした。その後は半分に割って飲む事にしました。
カナダの薬局で売られている他の葉酸サプリもだいたい1000μg前後のものばかりだったので多めに摂取している方が多いのかもしれません。
<つづく>
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
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