赤ちゃんの成長過程の一つであるハイハイ。
中にはハイハイしないでいきなりつかまり立ちに移行する子もいますが、ハイハイをすることによって脚力が鍛えられるメリットもあるので、なるべくハイハイは経験させたほうが良いです。
・ずり這い
寝返りを覚えた赤ちゃんがまず最初に行なうのがずり這いです。
自衛隊のほふく前進のように、うつ伏せ状態で手や足で床を押したり、して進む進み方です。
しかし、このずり這いが上手にできるようになるまでには、さまざまなバリエーションがあります。
手をうまく使えずに、おなかだけを床につけて、その場でぐるぐると回ってしまったり、手を使おうとして、手で床を押してしまい、後ろに進んでしまうこともあります。
・ハイハイ
手と足が上手に使えるようになると、今度は手とひざを床につけて一般的なハイハイができるようになります。
しかし、まだ四肢の筋力が均等に備わっていないため、片足におしりを乗せたまま移動するなど、バランスの崩れたハイハイが多いです。
この時にきれいなハイハイにしようと矯正する親も多いですが、自分の思ったとおりにハイハイすることで自信や筋力もついていくため、きれいなハイハイでなくても本人が楽しんでいれば問題ありません。
・高這い
両手と両足を床につけてハイハイを行います。
ずり這いやハイハイで筋力が付いた赤ちゃんが行います。
高這いができるようになると、つかまり立ちができるまでもうすぐです。
しかし、まだ、筋力がしっかりついているわけではないので、手や足が突然乱れ、けがをすることもあります。
また、片方は高這い、反対側はハイハイやずり這いなど変則的なハイハイも見られます。
ハイハイは手や足の筋力をつけるのに役立ちます。
バリエーションは豊富ですが、できるようになりことで行動範囲も広がり、自分で行きたい場所にいけるという自信もつきます。
その為、ハイハイができたことをほめ、行動範囲を広げてもケガをしないように対策を立てましょう。
Photo by Kyle James