母乳やミルクばかりの生活から、活動量が増えるとともに徐々に離乳食へと切り替えを行わなくてはいけません。
しかし、ミルクばかり飲んできた赤ちゃんにとって、ミルク以外の味はとても恐怖です。
その為、離乳食を上げようとしてもなかなか食べなかったり、不機嫌になります。
ミルクから離乳食への切り替えに悩む親子は多いのです。
・まずは白湯や麦茶などから
いきなり、離乳食へ切り替える時期だからといって離乳食を始めても、子供にとっては未知の食感や味なのでぐずってしまうことが多いです。
ぐずられるとその日はあきらめようとする親もいますが、中にはぐずっているのに無理やり食べさせようとする親もいます。
ぐずっているときは無理をしてはいけません。
まずはお風呂上りなどの水分がほしい時に、ミルクではなく白湯や麦茶を人肌に温めたものを哺乳瓶やスプーンで与えてみます。
お風呂上りやお腹の空いている時であれば、若干味がいつもと違っていてもすんなり受け入れてしまうこともあります。
後はこういった喉が渇いた時やお腹が空いている時を狙って、少しずつミルク以外の味を試してみましょう。
・手作りにこだわらないで
離乳食は手作りでと一生懸命手作りする人も多いですが、手作りした食事をぐずられた時ほど悲しいことはありません。
また、離乳食だけを別に作った場合、その離乳食は無駄になってしまうことになります。
その為、離乳食の手作りにこだわりたいときは、ある程度離乳が進んでからにします。
今どきのベビーフードはいろいろな研究がされていて、赤ちゃんの月齢や口に合うような味にしてあるものが多いです。
ミルクの合間に少しずつベビーフードを与えていき、だんだんいろいろな味のものを食べられるようになったら、手作りの離乳食に挑戦してみましょう。
大人の食事を作る時に離乳食分を少し取り分けて、大人より味付けを薄くし、軟らかく煮こんで食べやすくするのがコツです。
離乳食は大人になる第一歩です。
ミルクの味しか経験していない赤ちゃんが、新しい味にチャレンジするのです。
ぐずって当然とどっしり構え、ぐずったらあきらめて違う機会に与えるようにします。
喉が渇いた時やお腹が空いている時に与えると、意外とすんなり食べるときも多いです。
Photo by Christopher, Tania and Isabelle Luna