例えば今日幼稚園で何があったのか、今日はどんな遊びをしたのか、何が面白かったのか聞いたとします。
その時わからない、と答える子供がいたら、あなたはどう反応するでしょうか。
・子供自身も分かっていない
今日何をして遊んだのか問いかけたとき、子供自身そのシーンを覚えていても上手に言葉で表現できないことがあります。
何が面白かったのか聞いても、どのように自分の感情を答えればいいのか分からない場合もあるでしょう。
そんな時は何を聞いても反応がないつまらない子、と捉えるのではなく、絵本を読んだのか、外遊びをしたのかなど答えを導いてあげましょう。
感情にしても楽しかった、面白かった、お友達と喧嘩になってしまったなど答えを導いてあげると分かりやすいです。
・子供は答えを後から知る
子供にその時の感情や出来事を聞いても、記憶の整理がきちんとされていなかったり混乱していたりしてうまく答えられないこともあります。
一方で、何と表現すればいいのか分からないことも多いようです。
本当は面白かったのに、その感情を何と表現すればいいのか言葉を知らないのです。
ですから最初のうちは答えを選択できるような問いかけをし、幼稚園に入るころから徐々に子供が自分で答えられる環境を作ってあげましょう。
その時面倒くさそうに興味なさそうに問いかけても、子供は親が自分のしていることに興味がないと思ってしまいますので、子供と同じ目線で問いかけてあげて下さい。
子供は出来事と感情をイコールにして表現することが難しいと言います。
だからこそ、回答例を示しながら聞くことで子供も感情や出来事の名前を覚えていくのです。
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