赤ちゃんも生後6ヶ月から1歳くらいになれば、人見知りが始まります。
赤ちゃんが人見知りをするようになるのは、脳が発達をして、身近な人とそうでない人との区別ができるようになるからです。
いつもお世話をしてくれるママのことを、一番安心できる安全な場所と認識しますので、それ以外の人が近づいた場合、人見知りをするようになるのです。
成長の証である人見知りですが、その傾向が強い子どもだと、ママも気まずい思いをすることが多いのではないでしょうか。
反対に人見知りを全くしない子どももいて、ママやパパが他の人と区別できていないのか、と心配にもなるものです。
人見知りをする子どもと、しない子どもがいるのですが、それぞれの子どものメンタルにはどのような違いがあるのでしょうか。
赤ちゃんは、ママを通して、その相手が敵か味方か、安全かそうでないのかを判断しています。
また人見知りをしてしまうのは、近づきたいという思いはあるけど、恐いという心の葛藤があるからです。
赤ちゃんにとっては、出会う人全てが、未知の存在なので、恐怖心があるのですね。
そんな人見知りが強い赤ちゃんの場合には、ママが「やさしい人だから大丈夫だよ」、ということを伝えてあげると良いでしょう。
楽しく話しかけたり、おもちゃなどを介して近づくことで、人見知りの赤ちゃんとの距離も縮まるはずです。
人見知りをしない赤ちゃんの場合には、兄弟が多かったり、ママが積極的にいろいろな人間関係の中で過ごさせていることが多いようです。
人見知りをしないのは、その赤ちゃんが周囲の人たちが安全な人だと認識しているからです。
ママとしては、自分と同じようにどんな人にも愛想よく接する我が子を見て、悲しい気持ちにもなるものですが、決してママを軽視しているわけではなく、他の赤ちゃんと同じようにママは特別な存在なのです。
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