親にとって子供はかけがえのない存在です。
特に母親は出産や母乳を与えるという行為で触れ合う機会が多く、絆の深い親子が多いです。
そんな中、子供に幸せになってほしいという期待が過剰になりすぎて、子供の習い事をどんどん増やしてしまう人が多いのです。
・過剰な干渉は自立を妨げる
子供の将来が心配だから。
そう思う親心はよくわかります。
将来グローバルになるためには小さい内から英語を覚えさせたり、体を健康にしたいために水泳をさせる。
そういう親も少なくありません。
しかしその一方で次々と習い事を増やしてしまう親も多いのです。
将来に不安を感じ、子供が困らないようにと習い事をさせるのは悪いことではありません。
しかし、過剰になりすぎると子供に対して過保護、過干渉になり、子供の自立を妨げてしまいます。
そのような親はプライドが高い人が多く、子供が失敗しないようにと先へ先へと道を用意してくれるため、子供は何も苦労もしないまま育ってしまい、社会へ出てから苦労することになるのです。
・習い事が原因で親不信にも
習い事の中には子供が興味のないものもたくさんあります。
興味を持っていたり、少し努力したら成果が出るような習い事ならやりがいもありますが、苦手なうえに成果が出ない習い事はやりたくありません。
そのような習い事を強制されることで、子供は自分の意見が言えなくなり、うまく感情をコントロールできなくなり、親を信じることができなくなってしまうこともあります。
一番身近な人への愛情を失ってしまうことで、将来の人間形成に大きな影響を与えることもあります。
習い事をすることで子供の社会も広がるので、習い事自体は決して悪いことではありません。
しかしどんどん増やすことによって、子供にとっては習い事が負担になってしまい、ストレスが溜まっていきます。
子供のためを思って増やした習い事が子供を押しつぶしていないか、時には親子で話し合ってみましょう。
Photo by RubyGoes