子どもと一緒にお散歩をする時間。
今までは育児や家事に追われて、外に出る機会もなかなかなかったママのようやく家から解放される時間であり、歩けるようになった子供とのコミュニケーションの時間でもあります。
しかし、そんな楽しい時間、子供が石ころや葉っぱを拾い集めてばかりで一向に進まないこともあります。
子供が石や葉っぱを拾うのはなぜなのでしょうか。
・石や葉っぱを拾うのは成長の証
大人は様々な社会を見てきて、自分なりの趣味やコレクションがある人も多いでしょう。
しかし、子供にとってはまだ、世の中へ出たばかりで外界との触れ合いがありません。
そんな時、いたるところに落ちていて、感触が面白い石や葉っぱは最高のコレクションになります。
石ころや枯葉の感触は、子供にとって新鮮で非常に興味深いものです。
その為一度感触を覚えてしまうと、つい拾い集めてしまうのです。
子供はそういった感触から様々な感覚を身に着けていきます。
・石や葉っぱを通してコミュニケーション
石や葉っぱを拾い集める我が子に対して、汚いから拾ったらだめ、ママに渡されても困るなどと否定的な言葉を言わないでください。
子供はママに否定され続けると、人の顔色をうかがいながら動く子供になってしまいます。
せっかく外へ向きかけた興味も内側にしか向かなくなってしまうので注意です。
子供がママにも石や葉っぱを見せるのは、自分が初めて学んだ経験をママにも共有したいからなのです。
大人にしてみれば単なる石ころと思うかもしれませんが、子供と石や葉っぱの感触などを通してコミュニケーションしてみましょう。
ママが共感してくれることで子供はより一層知識を深めていきます。
石や葉っぱを拾うのは、子供の情緒の発達の証でもあります。
否定的にとらえるのではなく、一緒にコミュニケーションを図って、学ぶ楽しみを深めてあげてください。
但し、集めた石ころを投げ始めたらきちんと注意しましょう。
最初はだれにもぶつからなくても、ぶつかることで人を怪我させてしまうこともあります。
Photo by Thomas Kohler