子供に服を買ってあげようとするとき、ある程度の年齢になると子供にも選ばせることと思います。
しかし、今の子供服売り場を見ていると、まるでファッションショーの衣裳部屋のように派手な色やデザインのものが並んでいます。
子どもも興味津々で原色の服を好んで選ぶのはなぜでしょう。
・色の認識の違い
色の認識が低い内は、原色のような濃い色は認識できますが、淡い色は認識しにくいです。
日本人は元々色の認識には非常に優れていて、淡い色も認識できる特徴を持っていますが、子供にはそこまでの力はまだ備わっていないのです。
その為、子供に服を選ばせると、大人なら目がチカチカしてしまいそうな原色だらけの服を持ってきてしまうのです。
この現象は小さいころだけで、大人になって目の機能が発達するとだんだん淡い色を認識するようになります。
・小さい頃は原色を着せて目立たせる
原色の服を持ってきたからといって、親の意見で突き返すのはやめましょう。
子供が自分で選んだという自信をつぶすことになりますし、せっかくこれが着たいと思った気持ちをつぶしてしまうことになります。
子供の目の力で認識しやすいようにと原色の服が多いのですから、ここはあえてわざとそういった服を選んで、お出かけに行くときなどに進んで着せましょう。
親が選んだ淡い色の服を着た子が多い中で原色の服を着た我が子は目立つので、迷子防止や防犯にもなります。
子供が原色の服を好んで選ぶのは、子供には淡い色を認識する力はないから。
このまま大人になったらどうしようと心配するママも多いですが、大人になれば自分たちの歓声もより豊かになって、自分に合った色を見つけていくので心配はいりません。
Photo by martinak15