親は子供に様々なことを注意します。
社会的にやってはいけないことを注意することもありますが、親の経験から自分が失敗したと思うことを注意していることもあります。
・子供は親のすることを見ている
大人は何気なくやっているつもりでも、子供は大人がやることをしっかり見ています。
そして、その大人が何気なく行ったことを子供は真似してしまいます。
子供が危険なことや、人を傷つけてしまうようなことをした場合、もちろん親は注意します。
しかし、冷静に考えると親が別な場面で同じようなことを他の人におこなっていることが多いのです。
そのため、子供が自分の言うことをなかなか聞いてくれない、悪いことばかりするなどと感じたら、まずは自分の行動を見直してみてください。
子供が親の真似をしていることもあります。
・子供の言動は親の鏡
親が自分の子供を責めてばかりいると、子供はほめることを知らずに育ってしまうため、自分や周囲の子を責めるようになってしまいます。
子供を怒鳴ったり、不必要に叱ったりして、恐怖の中で育てると、子供は自分に自信が持てず、おどおどしたり、自分に価値を見出せず人の顔色ばかりうかがう子になってしまいます。
子供は周囲に愛されて育つと、他の人にも愛を与えることができるようになり、頑張りや存在を認められて育つと自分を好きになり、目標をもって生きることができるようになります。
子供は社会生活が始まるまでは親との関係の中で育ちます。
親が子供にどう接するか、子供の前でどう生きるかで、子供も親に似てくるのです。
時に子供の王道を見ていると、どうして我が子はこうなんだろうと思ってしまうことがあります。
しかし、子供がすることのほとんどは、親や周囲の大人が子供の目の前で行ってきたことなのです。
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