日本でも少しずつ一人っ子世帯の割合が増えているようですが、一人っ子の場合にはどうしても幼稚園や保育園などの集団での生活に慣れるまでが難しいお子さんが多いようです。
一人っ子の家庭でも、きょうだいがいるような環境を作ってあげたいですね。
・お手伝いや自主性を付けるトレーニングを!
一人っ子だとどうしても、大人ばかりで子供は一人という環境ですから王様状態になりがちです。
そのままでは、幼稚園や保育園に入ってから集団生活に馴染めないで大変な思いをするお子さんが多いようです。
そんなことにならないように、一人っ子の子育てでは少し工夫が必要です。
何でも一人で独占できる状況にある一人っ子は、自主性が育ちにくいです。
出来るだけ自分でなんでも決めることができるよう、時間がかかっても自分でおもちゃでもなんでも選ばせてあげるようにしましょう。
また、出来るだけお家のお手伝いをさせるのもおススメです。
ママやパパと協力して何かをするということから学ぶことがたくさんあります。
お手伝いをする中で、自分の役割を与えられる責任感や自主性も育っていくでしょう。
あまり難しいことでなくても良いので、食事の前にはお皿を並べたり、朝は新聞を取りにいったりと家の中での役割を与えてあげると良いでしょう。
・お友達と遊ぶ機会を増やしてあげよう!
同年代のお友達と遊ぶ機会を増やしてあげることも大切ですね。
やはり、大人との関わりと同年代のお友達との関わりの中で吸収することは全く違います。
幼稚園がお休みの日でもお友達を家に誘ってみたり、どこかに一緒にお出かけしたりと、ママも積極的にママ友に働きかけてみましょう。
一人っ子は、やはりきょうだいがいる家庭とは違う特有の環境があります。
少しの工夫で集団生活をしても困らない、自主性や協調性のある子供に育てることができます。
photo by Erik Przekop