現代の日本の学童期の子供は、世界の子供たちと比較すると、勉強やゲームなどをしていることから非常に睡眠時間が短いと言われていて、夜更かしをする傾向にあります。
当然、寝不足のまま一日を過ごすようになるため、ぼんやりしたり、朝食欲が出なかったりと元気がない状態が多く見られ、日中にも強い眠気に襲われながら過ごしているという実態があります。
また、夜になかなか寝付けない子供も増えてきているようですが、これは学童期になるとストレスが増えることと関係があると言われています。
人間関係や成績について悩むことも増えてくる学童期の子供は、小さな頃よりもずっと寝付きが悪くなります。
ただし、睡眠障害を起こしている可能性もあるので、睡眠についてパパママは注意するようにしてください。
学童期に限らず、子供の睡眠障害の代表として挙げられるものに睡眠時無呼吸症候群があります。子供の場合は扁桃肥大が原因であることが多いと考えられています。あまりにも寝付きが悪い状態が続いていて呼吸が止まっている時間があるようなら、一度病院で相談してみましょう。
睡眠時間が短くなっている場合、成長ホルモンがしっかりと分泌されなくなり、身長が伸びにくくなったり骨や筋肉が作られにくくなったりします。
さらに精神的にもイライラすることが多く、集中力や意欲が低下することがあります。
このように、学童期に入った子供が寝付けなかったり睡眠時間が短かったりすると、子供の生活に様々な影響が現れてくることがあるので、注意してくださいね。
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