ネントレとは、欧米では主流である、「赤ちゃんのうちから一人部屋で眠らせる」という育児を実践する、寝んねのトレーニングのことです。
日本では、まだまだこのネントレは知られていませんが、小さな頃から子どもが自分の力で眠りにつけるように、一人でも寝られるように練習することなのです。
「小さな子どもを一人でベッドに入れておくことに可哀想」、という声や、どんなに泣いても放っておくネントレは、「泣かせっぱなしで放っておくのは残酷」という声もあります。
ネントレに興味はあるものの、このような理由から、なかなか実践できないママも多いようです。
ただ、ネントレは、規則正しい生活や睡眠リズムを作るためのもので、非常手段でもあります。
これまでにすでに正しい睡眠リズムが出来ているのであれば、ネントレの必要はありません。
どんなにママが寝かしつけをしても寝てくれない、など、どんなに努力をしても慢性的な睡眠不足がであれば、ネントレをそこで考えることになります。
ネントレが自分の子どもにとって適切なものであるからは、ママがしっかりと慎重に考える必要があるでしょう。
ただ、一度ネントレをやると決めたならは、ママは自信を持って断固とした態度でネントレを実践することが、成功の鍵を握っています。
ネントレの適応月齢は6ヶ月からで、たいてい３日間くらいは子どもが泣くことになるでしょう。
しかし成功すれば、その効果は大きく、それ以降の睡眠リズムも整い、一人でスムーズに寝てくれるようになります。
ネントレにトライしたママの感想です。
「思い切って始めたけど、初日の夜に１～２時間泣き続け、パパも眠れず、ママ自身もかわいそうでそわそわ。近所迷惑や虐待通報が心配になり、結局、断念しました。
日本の住宅事情にはあまりむいていないみたい。
でも、泣き続けた後なので、すっと寝てくれて、別の意味では役に立ったのかも（苦笑）」
ネントレがうまくいったママの感想です。
「ネントレ開始から３日目で一人で寝てくれることを覚えてくれて、朝までぐっすりと寝てくれるようになった。夜の眠りが深い分、昼間の機嫌も良くなり、ママ自身もしっかりと眠れるようになった。」
ネントレの効果はかなり期待できそうです。ママが本当につらい時は、ぜひネントレ検討してみたいですね。
Photo by chicks57
