出産前にベビーベッドを購入したけど、結局ほとんど使わなかったという方も多いのではないでしょうか。
特に母乳育児の場合には、夜中の授乳が便利なこともあり、添い寝で赤ちゃんと寝たママが多いはずです。
みんなは赤ちゃんをベビーベッド、添い寝、どっちなのでしょう。
また、それぞれのメリットやデメリットがあるのでしょうか。
授乳がラクであることや赤ちゃんとのスキンシップが取れるなどのメリットがあるので、添い寝の良さが注目されていますが、注意したいこともあります。
それは、乳幼児突然死症候群です。
これは、乳幼児が事故や窒息などではなくて、眠っている間に突然亡くなってしまうという非常に痛ましい疾患なのですが、その原因は、はっきりとは解明されていません。
乳幼児突然死症候群は、うつぶせ寝や、部屋の暖め過ぎなどのさまざまな要因が挙げれられていますが、その一つに添い寝もあります。
アメリカの調査では、添い寝をすると、乳幼児突然死症候群のリスクが5倍に上がると言われていますし、日本でも、乳児の窒息死の原因が、添い寝で覆いかぶさったことによるものとも言われています。
このようなリスクを回避するためにも、ベビーベッドを選ぶ人がいるでしょう。
しかし、添い寝をすれば、赤ちゃんも安心して良く寝てくれますし、夜中もすぐに目が届くので安心です。布団からはみ出していても、すぐに布団に連れ戻してあげることができます。
同じ添い寝でも、選ぶ寝具によって危険度が違ってきます。
マットレスが柔らかすぎるものや、赤ちゃんが落ちてしまう危険のあるベッドは避けましょう。
ベッドで添い寝をする場合には、赤ちゃん側に柔らかいメッシュガードをつけたり、またはベビーベッドを自分達のベッドを組み合わせて使用するなどの工夫をしてみましょう。
ベビーベッドの場合、赤ちゃんがベッドの壁面に頭をぶつけないよう、ぐるりとやわらかい素材で囲まれていると安心です。ただし、やわらかい素材が赤ちゃんの上や顔に落ちてこないようなつくりのものを選びましょう。
ベビーベッドはママたちの寝返りの影響を受けないので、赤ちゃんが慣れれば、起こすことなくぐっすり寝てくれるケースも多いようです。
Photo by NICHD