小学校入学前だから早寝早起きの習慣を身につけてほしいのに、毎日遅くまで起きている、中々寝られないという子供もいます。
育児書や育児評論家、専門家は子供は夜9時までに寝かせましょうと言うけれど、どうしたらそんなことができるのか、自分の育て方が悪いのかと自己嫌悪に陥ってしまうものです。
では寝られない、寝つきが悪い子はどのように寝付かせればいいのかというと、まず生活リズムを整えてあげることが大切です。また昼と夜の時間別にメリハリをつけてあげることで、夜は静かにリラックスすることができ、眠りやすくなります。
たとえば毎日同じ時間にご飯を食べてからお風呂に入るようにする、寝る前は甘いものなどを食べないで歯磨きをする、寝る前に本を読む、などといった習慣です。
たとえ前の日に寝たのが遅くても、翌朝は必ず早めの同じ時間に起こし、カーテンを開けて日光の光を浴びせてあげます。
夜は寝る時間の少し前からテレビを消して、部屋の照明を落として、部屋の環境から夜モードに切り替えてあげます。寝る前にガミガミと叱るのもよくないようです。
ゆっくりと温かいお茶を飲むというのもいいでしょう。
リラックスした状態というのは心地良い睡眠にもつながります。
小学校に入れば授業などで日中の生活リズムは決められますし、お昼寝時間もありませんから体の疲れを癒すのは夜の睡眠だけになります。
5~6歳なら夜だけまとめて眠るようにしても何も問題ありませんから、お休みの日のお昼寝を短時間にして、夕方までには起こすようにしてあげてみてください。
お子さんが夜中々寝ないという場合は、大きな音や光を消して、なるべく興奮させないようにして、薄暗い部屋で気を鎮める時間を持ってみてはいかがでしょうか。
Photo by Loren Kerns