親になって実感するのは、子どもの反抗期ではないでしょうか。
よく魔の2歳児、3歳から反抗期が始まる、ということが言われています。
確かに3歳くらいになると第一次反抗期が始まり、2歳ころから何でもイヤと答えるイヤイヤ期に突入します。
さらに、「あの服がいい」「この色は嫌い」など好き嫌いもはっきりしてきます。
この反抗期は正常な行動なので、心配しないでくださいね。
小さな子どもの反抗期は思春期に見られる反抗期とは違い、自我の芽生えから来るものです。
自我の芽生えというのは、好き嫌いや何でもイヤと答える行動そのものに見られますが、言ってしまえば「なんでも自分でやりたがる」「あるものに興味を持ち始める」ことにつながっているのです。
たとえば自分で衣類を身につけたがる、親のまねをして箸を使ってご飯を食べたがる、お風呂に入ったときに自分で体を洗いたがる、好きなところに行ってみたくなるなどという行動があります。
親にしてみれば、時間がかかるから、危険だから、などという理由でやらせたくないと思うものもありますが、これも子どもの成長過程の一つですから、見守ってあげること、危ないときやどうしてもできないときに手を添えてあげるようにしてください。
今まで愛情をかけて育ててきた分、子どもの自立心も旺盛になります。
時には甘えて、ママこれやって、ママ絵本読んでなどと言うこともありますが、それは子どもの充電時間だと思い、親子のコミュニケーションをより大切にしてあげてください。
いつか反抗期が終わったときに、改めて子どもの成長を実感することができますよ。
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