子育てをするとき、「言語化」はとても重要です。
言語化というのは、何かを伝えるときにきちんと言葉にして相手に伝える事ですが、今はスマートフォンやパソコンの普及で、言語化が疎かになってしまう傾向がありますね。
例えば子供がやってはいけない事をした時に、突然子供の腕をつかみやめさせようとしたら、子供は何が起きたのか理解できずに驚き混乱します。
でも子供のそばに行き、それに触ったら危ないから触ったらだめだよ、と言葉にしてから子供をその場から移動させれば、まだ言葉が完全に理解できなくても子供は混乱せずにいられます。
何かを子供に教える場合も、言葉無しで伝えるのは難しくなりますし、子供もなかなか理解できません。
言葉を使い会話をすれば親子のコミュニケーションにもなりますし、子供は親が自分に語りかけてくれる事で愛情を感じ安心し、少しずつ言葉の意味を理解していきます。
子供が嬉しそうに笑っていたら、嬉しいの?と微笑みかける事で、嬉しいという感情を理解できるようになり言葉の意味も覚えられます。
これは子供が大きくなってからも役立ちます。
例えば感情をうまく表現できずに、暴れてしまう子もいます。
こういう時に親がそれを言語化する事で、子供が自分の感情を理解して受け入れる事ができるようになります。
言葉にして声に出すだけでも、ストレス解消になる場合もあるのです。
言葉が親とのコミュニケーションで覚えていく物ですから、とにかく子供にたくさん話しかけてあげましょう。
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