仕事でパパの帰りが遅かったり、ママが後片付けなどで忙しかったりして寝かしつけてあげられないと、夜遅くまで子供にテレビを観せてしまったりしますよね。
9時ぐらいにお布団に入って、絵本を読んだり、今日1日あったことを話したりしながら眠りにつくのが理想ですが、パパもママも忙しい現代社会だと、どうしても就寝時間が遅くなってしまうのはしょうがないことかもしれません。
ただ夜遅くまでテレビを見ていると、交感神経が活発になってしまうために睡眠のリズムが崩れます。
すると眠りも浅くなってしまい寝不足気味になったり、自律神経が乱れてイライラしたりキレやすくなるというような状態が起こります。
最近の子供はキレやすいと言われますが、これは単に性格ではなく、夜遅くまでテレビを見ていることも影響しているのですね。
また、子供の成長のためには成長ホルモンが必要になります。
成長ホルモンは、ダメージを受けた細胞を修復したり、細胞分裂を促して代謝を促進する働きを持っています。
この成長ホルモンがきちんと分泌されることで子供も成長していくのですが、その分泌がもっとも盛んになるのが夜の10時から翌2時にかけてなのです。
そして、成長ホルモンは寝ている間にしか分泌されず、しかも就寝してから2時間後が一番活発に分泌されるので、夜ふかしをしてしまうと成長の妨げにもつながります。
テレビは面白いですし、今は子供向けのDVDもたくさんあるのでいつまでも飽きずに見ているかもしれません。ですが、子供の精神を安定させるためにも、健やかな成長のためにも、できるだけ夜9時までには寝かせてあげたいですね。
Photo by Dylan Parker