子どもの成長が遅いと感じる親御さんもいるかもしれませんが、ほとんどの場合、周囲と比べて若干遅いという程度で、これは問題ありません。ですが2歳になっても片言しか話さない、単語をつなげて話すことができないとなると別です。
実際に多く見られるのは1歳半健診のときに、最低でも2~3個の言葉が理解できないということです。
ある方は1歳半健診の問診表を書いていたときに、言葉が遅れているのではないかと思いながら健診を受けたのですが、やはり健診で言葉の発達を指摘され、その後経過観察となったそうです。
2歳になったとき、改めて言葉の発達について調べたところ、やはり発達が遅いと言うことで小児科を紹介されました。
聴力には特に問題がなかったということですが、小児科で詳しく身体検査や遠城寺式検査などを行ったところ、精神遅滞による言葉の発達遅延だということが分かったのです。
その後お母さんは地域の保健師と連絡を取り合いながら、言葉の発達遅延の子どものためのデイサービスに通い、4歳から幼稚園に通わせてみたということです。
小学校に上がるころ、普通学級と支援学級で悩んだそうですが、子供のことを考えて支援学級を選んだようです。
他には健診のときに低身長を指摘されたお子さんもおり、最初は不安だったお母さんも、小児科で低身長と診断されたときに原因もわかり、ほっとしたそうです。
対策が立てられるということ、これから元気で生きていけると言うことに安堵した、と話しています。
発達遅延の相談は、小児科にかかりながら支援団体に登録する、保育園や幼稚園に通わせて見るという方法もあります。
幼稚園や保育園の先生も相談に乗ってくれますので、一人で悩む必要はないのです。
Photo by Melissa Wiese