生活習慣病というと中高年に起こるものと思われがちですが、最近は子供でも生活習慣病になることがあるのです。
子供はたくさん動いて代謝も活発で、内臓器官も血管もまだまだフレッシュなのに、どうして生活習慣病のリスクがあるのか、疑問に思う方も多いかもしれません。
これは、生活習慣病という名前のとおり、家庭での食生活の乱れや不規則な睡眠、そして家庭用ゲーム機の発達による運動不足などの生活習慣が原因となっています。
1)食事
現代の子供は、糖分や油分がたっぷり入ったお菓子や高カロリーの食事、ジャンクフード、加工食品など食生活が乱れています。
子供の内臓器官はまだまだ未発達なので、このような食生活をしていると、分解や代謝がきちんと行われないために肥満が引き起こされるのです。
ですので、子供にはできるだけ、素材の味や食感を生かした手作りの料理を食べさせてあげてください。
2)睡眠
睡眠不足は運動不足を引き起こすゲーム機やテレビとも関連しているのですが、夜遅くまで起きている子供が増えています。
お母さんもやることをやってから寝かしつけたい、というのもあると思いますが、年中さんや年長さんでも、遅くても9時までには寝かせるようにしてください。
3)外遊び
そして、外に出なくても楽しく遊べるゲームやテレビ、スマホが家にあるので外遊びをする子が減っています。
確かに夏は紫外線が強いので外に出したくありませんし、家で遊んでくれれば事故などの心配もありませんが、運動不足は成長も妨げるので必ず外で遊ばせるようにしましょう。
子供が生活習慣病にならないよう、親が気をつけてあげて、規則正しい生活習慣に導いてくださいね。
Photo (c) Keith McDuffee