大人からすると、お片付けをしないのは面倒くさいから、というイメージがあるかもしれません。
でも、子供の場合は、「面倒」だけではないかもしれません。
自分からなんでも伝える子供であれば、お片付けをしない理由を聞けますが、まだ言葉がおぼつかなかったり、はっきり言えない子だとお片付けをしないという行動で、伝えようとしている可能性があるのです。
子供それぞれに理由は異なりますが、お片付けをしたくないというのは、ママと遊びたいという心理があることが多いのです。
ひとり遊びが出来ているとしても、子供はやっぱり相手をしてもらいたいものです。
でも、料理や掃除など忙しくしている間は我慢してひとりで遊んで、ママが来たら一緒に遊ぼうと思っていたりします。
ママは、ひと仕事終えて次はお出かけや夕飯というようにスケジュールがあるかもしれませんが、子供には子供の思いがあるのですね。
せっかくママが来たと思ったのに、「お片づけしなさい」と言われてしまうのですから、片付けないことで意思表示をしているのかもしれません。
また、子供というのはママと一緒に何かをするのが大好きなので、ひとりで片付けるのではなく、一緒にやろうと言ってもらえるのを待っていることもあります。
ママとしては、その時間が惜しいと思うかもしれませんが、子供にしてみると一緒にお片付けしたいという気持ちもあるのです。
ちゃんという事を聞いてくれないと、ついイラっとしてしまいますが、このような心境の場合もあるので「またあとで遊ぼうね」「一緒にやろうね」と声がけをしてみると案外すんなりお片付けしてくれるかもしれません。
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