仲の良い兄弟と悪い兄弟って、ありますよね。どうしてそういった違いがでるのでしょうか。
そこには、親の接し方や子供の頃からの習慣も関係しています。
例えば兄弟喧嘩をしているところをママに目撃されたとします。
この場合親はどうしても下の子を庇う傾向があるので、理由も聞かずに上の子を叱りつけます。
でもこの時喧嘩になった原因が下の子にあったとしたら、上の子は深く傷つきます。
さらに下の子は悪い事をしても自分は叱られないからと、調子に乗る事があります。
親の心理としては、上の子は下の子を守るべきとどこかで思ってしまうので、何かがあった時も無意識に下の子をかばってしまうのです。
しかし実際は下の子に原因があったわけですから、叱られるのは下の子だったはずです。
もしもママがきちんと2人から理由を聞いて、その上で下の子を叱ったのなら上の子も納得しますし、叱られる姿を見て自分ももうちょっと我慢すべきだったと反省するようになります。
この時下の子はまだ小さいのだから仕方ない、という対応はあまりよくありません。
小さくても悪い事をしたらきちんと叱りましょう、なぜ叱ったのかも後で説明し抱きしめてフォローするのも大切です。
理由も聞かずに自分は悪くないのに叱られた上の子は、下の子を嫌うようになります。
これが続けば兄弟の仲も悪くなってしまうでしょう。
こういった些細な事の積み重ねは、子供が成長しても引きずる傾向があります。
家事などで忙しいときもあると思いますが、子供を叱る時にはまずきちんと理由を聞いて状況を把握する事が大切なんですね。
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