兄弟、姉妹の間で、特に上の子供が下の子供をいじめるという場面が見られた場合、時には叱ることも必要ですが、なぜ兄や姉が弟や妹をいじめてしまうのかの心理状況を探ることも大切です。
ケースによりますが、兄弟、姉妹の間で起きるいじめは上の子供からの心理的な問題のサインとなっていることがあるからです。
下の子供が0歳や1歳といった手がかかる年齢の場合、どうしても言い聞かせれば大抵のことは理解できるようになっている3歳や4歳の上の子供は我慢をしていることが多くなります。
いくらパパやママが平等に接しているつもりでも、どうしても下の子供が優先になってしまうことはある程度は仕方のないことです。
しかし、兄や姉の立場になっている上の子供達は、常に我慢している状態に強いストレスを感じていたり、寂しく思っていることがあります。
そのような気持が大きくなってしまうと、弟や妹をいじめるという行動に出てしまうことがあると言われています。
兄弟や姉妹がいる場合、下の子供は小さく自分のことがほとんど何もできないことから、パパやママは守ってあげたい気持ちが強くなる傾向があり、いじわるをされてしまうと、より守ろうとしてしまいます。
上の子供にしてみれば、自分を見て欲しいという心理からいじめてしまうのですから、パパやママが上の子供を必要以上に叱ったり、下の子供を余計に可愛がる様子を見せてしまうと、逆効果になることがあります。
上の子供とのスキンシップなどもしっかり取っておくと、いじめることは少なくなっていきますね。
Photo by Critical Moss