まだまだ赤ちゃんの頃はいろいろと手間もかかりますし、ママは24時間大変です。
それは赤ちゃんの睡眠中も同じことで、ふとしたことが事故につながることもあるんですね。
では一体赤ちゃんの睡眠時の事故にはどんなものがあるのかと言うと、もっとも多いのが窒息です。
うつぶせによるものが多いのですが、実は睡眠時に窒息事故が起こる6割がうつぶせ寝なのだそうです。
一時期赤ちゃんはうつぶせ寝がいいと言われていたこともありますが、まだ寝返りが打てない赤ちゃんをはじめ、6ヶ月に満たない赤ちゃんは特に乳幼児突然死症候群につながるというデータがあります。
なぜこのような事態が起こるのかというと、実は大人でも睡眠中一定時間無呼吸になることがあるのだそうです。
しかし覚醒を起こすことで呼吸が再開されるので問題なく睡眠時間を過ごせるのですが、赤ちゃんはこの自然に起こるはずの覚醒反応が未発達であり、反応が遅れて呼吸ができなくなってしまうということなのです。
予防法としては寝返りができない赤ちゃんをうつ伏せで寝かせないこと、やわらかい布団は避けることです。
また掛け布団で窒息することもあるので、注意するようにしましょう。
他にもベッドによる事故があり、大人と同じベッドで寝ていたところ、ヘッドボードとマットレスの間に挟まってしまったという事故が海外では起こっているようです。
ですが親子の添い寝については赤ちゃんの精神面でも安定することが分かっており、畳で添い寝をするのは安全と言われています。
赤ちゃんの発達に合わせた睡眠環境を与えてあげることが、事故防止につながるといえるでしょう。
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