きちんと言葉にして思いを伝えることができないという子供が増えているようです。これにはどんな背景があるのでしょうか。
早い子供なら1歳になる前から話し始めるといいますが、それでも2歳になってもなかなか会話にならない子供もいます。
個人差があるとは思っていても、自分の子供だけに不安になりますね。
思いを言葉にさせるにはどうしたら良いのでしょうか?
まず、言葉を話すきっかけを作ってあげましょう。
昔は大家族で暮らしていましたから、いつも家にはおじいちゃんやおばあちゃんがいました。しかし最近では、両親共働き、保育園に延長保育などが多く、会話に触れる機会が少なくなってきています。
そのため、意識してコミュニケーションをしっかり取ることが大切となってきます。
ママとパパ、一緒にお風呂に入って、今日はどんなことがあったのかな?というようなことを話してみたり、言葉がうまく出ない場合は誘導して「○○だったのかな?」と促してみてください。
思いはあっても、言葉にする術を持たない子供が増えているから、話ができない子供が増えていると言われているのです。
ですからちゃんとその言葉がどういう意味を持つかを知っていれば、子供はちゃんと言葉を話すようになりますし、会話もできてきます。
しかし、子どもが言葉を使いこなすようになるのは時間がかかるものです。いつになったらちゃんとした会話ができるか、というのは一概には言えません。
4歳になっても5歳になっても会話がうまくできない子供もいるでしょう。
それでも、言葉を誘導してあげてみてください。
きっといつか話してくれますよ。
Photo by Jay Ryness