子供を叱る場合、夫婦できちんと役割分担しておく必要があります。
もしママとパパが二人がかりで叱ってしまったら、子供は助けを求めることもできませんし、自分の気持ちを分かってもらうこともできません。
いくら正しい叱り方をしても、本人も悪かったと思っても、逃げ道がないというのは子供の心を追い詰めてしまいますし、時には傷つけてしまうこともあります。
親からすれば、子供が理解して反省すればそれでいいと思ってしまいますが、逃げ場を失って傷ついた子供をそのままにしておくと、自分をだめな人間と思い込んだりして自信をなくしたり、引きこもってしまうようになるかもしれません。
そうならないようにするためにも、夫婦でコンビネーションをとって叱りましょう。
子供を傷つけずに叱るには、どちらかが叱り役で、どちらかがフォローをする役をするのが効果的です。
できれば、ママが叱ったらパパがフォローする、というコンビネーション術を実践するようにしてください。
もちろんパパが叱ってもいいのですが、子供はママといる時間の方が長く、特に小さいうちはママへの信頼の方が大きいため、パパが叱ると寄り付かなくなってしまうことがあります。
時間が経てば元に戻りますが、基本的にはママが叱っても子供が離れることはないので、ママが叱り役になるのがいいでしょう。
ただし途中で助け舟を出してしまうと、伝えたいことを伝えられなくなってしまいます。フォローはきちんと叱り終わってからにしてくださいね。
Photo by David B. Gleason