年中さんや年長さんくらいになれば、子供に家事のお手伝いをさせたいですよね。
家事はなにも大人だけがするものではありませんし、子供が家事をお手伝いすることは大切な勉強にもなるものです。
とはいえ、お母さんの真似をして、掃除機がけや料理などをしたがることが多いですが、いつでもこちらが望んだことをすんなりやってくれるわけではありません。
子供自身が喜んで家事をお手伝いしてくれることが一番なのですが、どのような促し方があるのでしょうか。
始めから高望みをせず、最初のうちには簡単にできるお手伝いからしてもらいましょう。
おもちゃをおもちゃ箱に入れるだけでもお手伝いです。
この時、お手伝いをしている絵本などを利用するのも良いでしょう。
絵本の主人公の気分になって、喜んでお手伝いをしてくれるでしょう。
簡単な拭き掃除をしてもらう、自分の食器は洗ってもらう、自分のお布団は畳んでもらう、など、徐々に高度なお手伝いを自然にしてもらうように促してみましょう。
この時、大切になのが褒めることです。
少しくらい雑でもそれを指摘するのはガマン、もう少し慣れてからにしましょう。
少し過剰なくらいに褒めて、具体的に、「キレイにお掃除してくれたね。お母さん助かるよ。」などと褒めてあげると、次も頑張ろう、という意欲が湧いてくるでしょう。
ただし、褒めるといっても、お金やお菓子などのご褒美のモノをあげることは、注意が必要です。短期的にはやる気アップにつながるように見えますが、いずれ、ご褒美がないと何もしない子供になってしまいます。
また、くれぐれも命令口調でお手伝いをさせないようにしましょう。
お手伝いは大人と一緒の役割分担に参加できて楽しいこと、一所懸命がんばれば褒めて認めてもらえるから嬉しい、という印象を持たせることが大切です。
Photo by eyeliam