「叩いちゃだめ」「騒いじゃダメ」「乱暴しちゃダメ」。
「歯磨きをしなさい」「きちんと髪を乾かしなさい」「ご飯の時に遊ばないで」「お片づけして」。
子供に注意しなくてはいけないことは毎日たくさんあるもの。
幼児期のころは言葉が通じないので、注意しても伝わらないし、ふざけたり泣いたりしてしまいます。
言葉を覚え始めると、適当にあしらわれたり反抗されたりして、ママのいらいらは最高潮になることも多いでしょう。
どうすればきちんと素直に言うことを聞いてくれるのか、怒鳴ったりつい叩いたりしてしまったあとに悩んでしまうのは誰でもあること。
子供に言うことを聞かせる場合、まずスパルタは絶対によくありません。
スパルタで躾をするなんて親がいますが、子供が恐怖を感じたり、なんで怒られるのか意味が分からなければなんの意味もないのです。
自分が誰かに何かを言われた時、厳しく命令口調だったら言うことを聞く気もなくなります。
言葉がわからない幼児期は、手でバツを作ったり、唇に指をあてて「シー」のポーズをするなど、ジェスチャーを取り入れましょう。
ジェスチャーをするとニュアンスが伝わります。
きちんとできたら、笑顔で拍手をしたり抱きしめたり、頭を撫でていっぱい褒めてあげましょう。
「言うことを聞く」と「褒められる」がイコールになれば、子供は一生懸命聞こうとします。
反抗したりふざける場合は、なぜだめなのか理由をきちんと言って注意する意味を伝え、感情的にならないようにしましょう。
根気のいることですが、しっかり伝えて褒める事を基本にして実践してください。
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