子供が生まれると、ママは育児と家事でいっぱいいっぱいになってしまいます。
新生児は2時間から3時間おきの授乳が24時間続きますし、その間に他のことをやらなくてはいけませんから、体力的にも精神的にもかなりの疲労が溜まります。
そんな時にこそ協力してもらいたいのがパパですが、妊娠出産を経て母性が育っていくママに比べて、パパには父親としての自覚が生まれにくく、相変わらず仕事中心で、子供が生まれる前も生まれた後も生活をほとんど変えようとしません。
しかも、それまでママに任せていた自分のこと、例えば食事の後片付けや洗濯物なども手伝うという気遣いができないため、ママのストレスはどんどん溜まってしまいます。
その状態のままでいくと、ママ一人に負担がかかってしまい、パパとの信頼関係も揺らいでしまいます。生まれる前からパパにしっかり心の準備をしてもらいましょう。
ママは出産前から子育てに関していろいろ勉強をすることが多いですが、パパはその機会がありません。そのため、子供が生まれても何をしていいのか分からないので、結果的に何もしないということになってしまうのですね。
ですので妊娠がわかったら、できるだけパパと一緒に子供のことを学ぶようにしましょう。
できるだけ、妊婦健診に同席してもらって、エコー画像で赤ちゃんの成長を一緒に確認したり、地域や病院で開催している両親学級に参加してもらったり、子育ての本を一緒に読んで、産後の生活をイメージしてもらえるといいかもしれません。
もちろん仕事があるので勉強会や講習など全てに参加するのは難しいかもしれませんから、ママが教わってきたことを伝えるのでもいいでしょう。
また、ベビーグッズを一緒に買いに行ったり、二人で名前を考えたりするのもいいでしょう。
家庭環境が似ている先輩パパさんの経験談を聞くと、妻から聞くよりもすんなり納得できる、というパパもいるかもしれません。
漠然と赤ちゃんのことを考えるのではなく、実践的に関わることでパパも自覚が芽生えて心の準備ができるので、産後自分が何をすべきかイメージしやすくなります。子育てにも積極的になってくれるでしょう。
Photo by Loren Kerns