赤ちゃんがハイハイして動き始めるようになると、時には、やってほしくないことをしてしまう場面もありますね。テーブルによじのぼったり。コンセントに触ろうとしたり。
といっても、言葉が通じない子に言ってもわからないし…、と悩みます。
子どものしつけは、いつから始めればいいんでしょうか?
大丈夫、赤ちゃんの頃からでも、しつけは始められるんですよ。
しつけに関してはいつから始めても早すぎるということはないそうです。
もちろん、子どもができないことを無理に教えることはしつけにはならないので、少しずつ子どもの反応を見ながら言葉をかけたり、態度で示したりすることが必要です。
まず0歳の赤ちゃんには、ママが毎朝「おはよう」とあいさつをしましょう。毎日言葉をかけてコミュニケーションすることが、しつけの最初のステップになります。
そのうえで、ダメなことはダメと優しい声で伝えます。
注意されると、たいていの赤ちゃんはママが禁止をしているらしいことはなんとなく理解できますが、だからといって自分の意志でそれをやめることはできません。
なので、赤ちゃんのうちは、ママがダメと言ってもやり続けるでしょう。
でもママがちゃんと一貫して同じことを言い続けていけば、いずれやらなくなります。
そして、この世の中にはマナーやルールがあって、ママはそれをちゃんと見てる、ということをだんだん理解するようになります。
この感覚が、1歳、2歳と成長するにつれて、もっと難しいことをしつけしていくためのベースとなるのです。
逆に赤ちゃんは意味がよくわかっていなだろうと思って傷つくような言葉を使ったり、叩いたりしてしまうことは避けておくことが重要だとされています。
これは、子どもに対しての親の接し方が悪化してしまう恐れがあるほか、特に叩く行為に関しては、子どもがほかの子どもを叩いてもよいと認識してしまうことがあるためです。
マナーやルールを教えることがしつけということであり、親の思い通りにすることがしつけということではないことも理解しておきたいポイントですね。
また、親はしつけをしている時間と、そうでない時間をしっかりと切り替えてあげることで、子どものストレスを減らすことができると言われているほか、叱った時にはその後のフォローを忘れずに行うようにしましょう。
Photo by Jan Krutisch