パパが子どもを叱ったり、しつけたりする時にやってはならないこととして気をつけなければならないのは、ママと一緒になって子どもを叱ったり、注意しないということです。
ママから事情を聞いて、パパとして強く言い聞かせるということが必要だと思われがちですが、このような場合、すでに子どもはママから叱られているため、パパからも叱られてしまうと精神的に逃げ場を失ってしまうのです。
パパとママは、「一方が叱り、一方はフォローする」という関係を保ちながら子どもをしつけていくように気をつけておきましょう。
また、子どもにもプライドがあることを忘れないようにして、ほかの子どもや兄弟姉妹の誰かと比べて叱ったり、しつけたりするような言葉を使わないようにしておきましょう。
もちろん、子どもの人格を全否定してしまうような言葉は禁句とされており、突き放す言葉もひどすぎると子どもの心に深い傷を残してしまうため避けるように気をつけてください。
パパに限らず、ママにも言えることですが、叱っている時には子どもの昔の行動や、ほかの行動についても思い出してしまうことが多いと思われます。
しかし、子どもに対してはその時のひとつのことを叱るようにし、過去のことをいつまでも引き合いに出したり、ほかのことまで一緒にして注意しないようにしましょう。
過去のことやほかのことを持ち出されてしまうと、子どもは叱られているということよりも、ただ不快に感じ、傷つくだけということにもなってしまいます。
Photo by Leonid Mamchenkov