子どもを褒めるということは、しつけとしても子どもの才能を伸ばすためにも重要なことだと言われているのですが、日本とアメリカでは褒め方に違いがあります。
どのような点が違っているのか、またアメリカでの子どもの褒め方の特徴はどのようなものなのかをチェックしてみましょう。
日本での子どもの褒め方というと、あまり人前では行わないという印象が強いのではないかと思われ、実際に子どもを褒める時にも家に帰ってきてから1日のできごとを一緒に振り返って、あの時は偉かったねというように褒めることが多いと思われます。
もしもすぐに褒めたいということが起きたとしても、その場に子どものお友達がいたり、ママやパパのお友達がいたりした場合には、どうしても手放しで褒めることができないということがあるでしょう。
これは短所を人前で責めないという日本のよい文化の裏返しとして、長所を自慢しない、または褒められても否定するという謙遜の文化が関係していると考えられています。
一方のアメリカでは、常に自分の子どもを褒めることを心がけ、他人からも褒めてもらえた時にも、謙遜することはないと言われています。
もちろん、悪いことをした時などには叱りますが、褒めるということに対しては謙遜のような制限がないことが特徴的で、アメリカのママやパパからすると、日本人のママやパパは子どもを否定的にとらえていると思われがちなのだそうです。
文化の違いによって、このような褒め方の差があるのですが、国際化する社会においては、日本人の謙遜の文化は子どもを褒める時には少し問題があるのではないかとも言われるようになってきています。
その場ですぐに子どもを褒めてあげる、子どもにも理解しやすく良い効果が期待できるのではないでしょうか。
Photo by Rana Sinha