夜も昼も関係なく続く授乳やおむつ替えの日々も少し落ち着き、我が子に対しても少し余裕を持って接することが出来るようになった頃に始まるのが、ワガママ期です。
これは魔の2歳児とも言われている時期のことで、何でもいやいやと駄々をこねてしまうようになるのです。
新生児時代にはそれほど手がかからなかったというママでも、この2歳あたりに迎えるワガママ期にはとても手を焼いてしまうようです。
第一次反抗期とも言われるこのワガママ期は、通常1歳半くらいから始まり3歳くらいまで続きます。
このワガママ期の子供を持つママにはどんな苦悩があるのでしょうか。
1歳半にもなれば、子供も徐々に言葉を覚え始めてきて、いろいろなものに興味を持ち始めるようになります。
例えばスーパーなどに一緒にお買い物に行けば、欲しいお菓子を手にして大声でねだりはじめ、ダメとママが言えば、さらに大きな声で泣き叫ぶようになる。
このような典型的なワガママ期ならではのワガママを発揮する子供もいますし、公園に行けば約束の時間を過ぎても一向に帰ろうとしない、なんていうのは日常茶飯事の出来事になるのです。
他にも自分が欲しいおもちゃを絶対に友だちに貸してあげなかったり、洋服が気に入らないといつまでも機嫌が悪かったりと、ワガママ期の子供を持つママの苦悩とストレスはとても大きなものになります。
しかし、この一連のワガママな行動は、子供の自主性が育ってきたという証でもあるのです。
大人の思うようにしないことが、ワガママではないことをいつも忘れないことが大切です。
その上で、叱るときには毅然と叱り、泣けば思うようになる、という習慣を付けさせないようにすることも大切です。
Photo by Loren Kerns