赤ちゃんが誕生することは1人目でも2人目でも嬉しいことですが、2人目以降が生まれるときに気になるのが上の子どもの心境です。
よくあるのが下の子に母親を取られたような気持ちになって自分もかまってもらいたいということから起こる赤ちゃん返りです。
赤ちゃんのお世話だけで精一杯の親にしてみたら、お兄ちゃんなんだから、お姉ちゃんなんだからと、イラついて叱りつけてしまうこともあります。
しかし上の子にしてみたら、大好きなママやパパを赤ちゃんに取られた気分になってしまうために寂しさや嫉妬心が芽生えてしまうのです。
このとき親はどうすればいいのかというと、赤ちゃんよりも上の子を優先してあげることです。
赤ちゃんのお世話ももちろん大切なことですが、上の子にも愛情を伝えてあげることで上の子は安心します。
そして何より大切なのは上の子も名前できちんと呼んであげることで、上の子も特別な子どもだということを教えてあげることです。
子どもの心は繊細で傷つきやすく、親のちょっとした一言を引きずることもありますから、上の子のケアも忘れずにしてあげましょう。
幼稚園くらいになると下の子が可愛くなってきて面倒を一緒に見てあげたいという子どもも出てきます。
それでも妊娠中あるいは生まれたばかりの頃に赤ちゃん返りをして親の気を引こうとすることがありますので、気持ちを汲んであげてください。
やがて下の子が大きくなってくると、上の子の気持ちも愛情に満ちたものになっていくでしょう。
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