きょうだいの中でも一緒に遊ぶ場合と一緒に遊ばない場合が見られるのですが、子どもたちはこのときどう思っているのでしょうか。
一緒に遊ぶきょうだいというのは好きなことが共通しており、いつも一緒に同じことをして楽しい時間を共有することが多く、一緒に遊ぶことが楽しいことと認識しています。
公園遊びはもちろんですが、ごっこ遊びやカードゲームやなど、様々な遊びで同じレベルで遊ぶことができると仲間だと思えば、一緒に遊びたがるのです。
では一緒に遊ばないきょうだいはどうかと言うと、好きなことが別だったり、幼稚園や保育園のお友達が近所にいるため、その子と遊ぶほうが面白いと思っているケースも多いようです。
だからと言ってきょうだいで一緒に遊ぶことが絶対に嫌だ、と言うことではありません。
今したい遊びがたまたまお互いのレベルに合わなかった、他の子どもと遊ぶほうが楽しいと感じてしまった、それだけのことです。
なので、現在はきょうだいで仲良く遊ぶことが少なくても、下の子がだんだん上手になって、上の子と同レベルで遊べるようになったり、好きな遊びが似てきた場合は、一緒に遊ぶ時間が増えるかもしれません。
反対に、幼少期に仲が良くても、成長とともに子どもたちが別々の世界を見つけて、接する時間が減っていくというパターンもあります。
どんな場合でも、一緒に遊んだり、思いっきりケンカしたりして、ともに過ごした時間はきょうだいの絆となっていくでしょう。
親御さんにしてみると、小さい時に一緒に遊んでくれるといいのにと思うときもあるのですが、子どもは子どもの社会を作っていっていると考えてみるといいかもしれません。
Photo by Donnie Ray Jones