今いる1人目の子どもに妹か弟がほしい、と思ったら夫婦で話し合い2人目を作ることを考えるでしょう。
ですが2人目の子どもを作る時に知っておきたいことがいくつかあり、その一つが上の子どもへの対応です。
●上の子の赤ちゃんがえり
子どもは赤ちゃんがえりと呼ばれる行動を見せることがありますが、実は下の子ができた時に、上の子に赤ちゃんがえりが起こることが多いのです。
今までパパとママを独占してきたわけですが、ママのお腹の中に見知らぬ赤ちゃんというものが入っている、ママとパパが嬉しそうにお腹に話しかけているのを見てやきもちを焼いてしまう子どももいるのです。
上の子どもに対して、赤ちゃんのことに触れてみる、近所の小さな子どもを見たときの反応を見て対応を考えてみると良いでしょう。
●2人目不妊の可能性
一人目をすぐに授かったと言う夫婦に多いようなのですが、2人目もすぐに授かることができるかというとそういうことではありません。
2人目不妊ということもあるのですが、人間の妊娠の成立自体、確率が低いと言われていますし、また親の年齢によって授かりやすさというのはあるようです。
ですから2人目がすぐにできないからと言ってあせる必要もありませんし、長い目で見ること、もし不安なら婦人科を受診してみることがいいようです。
●上の子を育てながらのつわり
それから妊娠するとつわりで悩まされる方も多いのですが、つわりの程度もそのときによって違います。
1人目のときはなかったのに2人目のときはひどい、逆に1人目のときはひどかったのに2人目のときは軽いということもあります。
1人目のときは、ママの母体だけを大事にすればよかったものの、2人目妊娠中は、つわりがあっても上の子のお世話があります。人によっては切迫流産なども起こり、1人目より負担が重い人も多いでしょう。
●教育費や時間
まるっきり2倍かかるわけではありませんが、洋服やおもちゃをおさがりでやりくりしても、食費や教育費などは、ほぼ人数分かかることになります。進学のタイミングや、下の子が成人する頃、両親の年齢や収入がどうなっているかなど、シミュレーションして、年齢差を考えるといいでしょう。
●きょうだいのメリットがたくさん
子どもが増えることで大変なことが増えそうですが、きょうだいがいることで、子ども同士で思いやったりケンカしたり、人間関係を学び、親がいなくても協力しあえる仲間ができます。
例えば親がイライラしている時も、きょうだいがいれば、逃げ場ができますし、遊びや楽しみを共有することもできます。
2人目の子どもを作る時は夫婦で理解しあうことも大切ですが、上のお子さんとの時間を濃密にしながら臨むといいでしょう。
Photo by Eduardo Merille