もう一人子どもを産みたい、または理想の子どもの人数がある場合に心配なのは、子育てがしやすい環境にあるかという問題です。
子育ては様々な場面で社会からのサポートを必要とするため、各業界や団体が応援することがポイントだと考えられています。
●「可能ならもう一人、子どもを産みたい」ほとんどの人が希望
この問題に取り組んでいるのが一般財団法人「1moreBaby(ワンモア・ベイビー)応援団」で、産婦人科医などの専門家を交えて、もう一人子どもを産みたいと考える女性の後押しをしています。
ママやパパが理想としている人数の子どもを産めるように、支援に関係している情報提供をし、将来的に必要となる支援や制度のための事業を展開しています。
二人目の妊娠、出産に関する育児情報や意識調査の結果、社会への要望などがまとめられたホームページは、子育てをしている家庭や二人目を希望しているママやパパの情報源となっています。
●「1moreBaby 応援団」の具体的な活動とは?
一般財団法人1moreBaby応援団はワンモア・ベイビー企業サミットの開催を通じ、女性が職場で活躍できる環境の実現のための検討を行ったり、日本の少子化の問題に対して討論したり考えたりできるシンポジウムを開催したりしています。
二人目の子どもの妊娠、出産の時に生じる「二人目の壁」とされる経済的な問題や年齢の問題についても考え、未婚の男女が増えていたり晩婚化が進んでいることなどを踏まえて、20代でも安心して子どもが産める環境を整えることも必要だとしています。
「可能ならもう一人、子どもを産みたい」ほとんどの人が希望していると言われていますが、経済的な理由、保育園の問題、仕事との両立、夫や家族の育児協力の問題、ママ自身の体力など、様々な理由から諦めている人が多いという現状があります。
この「1moreBaby 応援団」の働きかけで、日本がどんどん変わっていくといいですね。
Photo by J.K. Califf