調査では子どもを2人以上希望している既婚の男女が79%以上を占めているのですが、実際には2人目の妊娠、出産をためらっているケースが見られます。
●『2人目の壁』とは
2人目の出産の時には、子どもを2人以上持った場合の家計、ママが仕事を始めたり復職できるか、そして子どもを妊娠、出産する年齢が問題になると考えられていて、これらの問題をトータルして『2人目の壁』と呼んでいます。
『2人目の壁』は本当に存在しているかを考えてもらったところ、75%の既婚の男女が壁は存在すると感じていることが解りました。
多くの場合、経済的な問題と『2人目の壁』に深い関係があり、「もし金銭的なサポートを受けられるなら2人目を産みたい」と考えている人も多いようです。
また、保育園や、家族の家事育児の協力、ママの体力など、子育てをする環境が整っていることも2人目の壁を乗り越えるためには必要だと考えられます。
●子育てがしやすいと感じる都道府県は?
既婚の男女への意識調査で興味深いのは、子育てをしやすいと感じる都道府県があることで、1位には石川県、2位に島根県、3位に岐阜県が挙げられています。
これらの地域には公園などが多く、ショッピングがしやすい環境が整っており、地域の住民が温かく見守ってくれると感じている人が多いようです。
共働きをする時に必要となる幼稚園、保育園、託児所が多くあることも子育てがしやすい環境だと感じる理由に入っています。
2人目の壁を越えて出産をするためには、家庭の経済的な問題だけでなく、地域が自分たちを見守ってくれサポートしてくれるかも関係すると考えられます。
Photo by Donnie Ray Jones