子供が1人のうちは当たり前にできていた「食事をさせる」「お出かけする」「お風呂に入る」が、下の子が生まれたとたん、「超難問」になってしまいます。
●赤ちゃん返り
中でも、ママやパパが苦労する一番最初のことは、上の子の赤ちゃん返りだと考えられます。
今まで自分が受けていた愛情が下の子に向いてしまうため、上の子は愛情を取り戻そうとして、言うことを聞かなくなったり、わざと悪いことをして関心を引こうとすることがあります。
また、気持ちが不安定なので急に泣き出したり、抱っこをせがんだり、下の子に暴力をふるうこともあります。
特に下の子を母乳で育てていると、ママは下の子とべったりする時間が多いため、意識して上の子とのスキンシップをしなければなりません。
さらに下の子が生まれた時には、育児そのものの流れは慣れていることが多いものの、上の子の赤ちゃん返りと下の子の面倒を見る忙しさでママやパパが疲れ果ててしまうこともあります。
●育児のストレスや疲れを溜め込まないためには?
下の子が生まれると育児にかかる時間が2人分になってくるため、ママやパパの自由な時間がないことが問題になることがあります。
子どもたちとの良好な関係を築くためにも、まず1日のスケジュールを完璧にこなせなくても構わないと意識したり、目標を低く設定することがお勧めです。
ママやパパが自分の目標をクリアしようとして子どもに無理をさせてしまい、結果として育児の苦労を作ってしまっているケースもあります。
パパがお休みの日には下の子を預けて、ママは上の子と2人で出かけるなど、上の子へのケアも忘れないようにすれば赤ちゃん返りも治まってくると考えられます。
Photo by Scott & Elaine van der Chijs