子どもと一緒に暮らしていれば、どうしても感情的に怒ってしまうこともあります。
小さな子どもは、どんなに叱られても悪さをするものなので、冷静だったママも、次第に感情的になっていき、大声で怒鳴ってしまうこともあるはずです。
しかし、後から怒りすぎてしまったと、後悔をするママも多く、しつけ方の難しさを実感しているのではないでしょうか。
子どもが悪さやイタズラなどをすれば、ママが叱って正しくしつけることが大切ですが、あまりにも叱り過ぎたり、怒りすぎたりすれば、子どもにも影響が出てきかねません。
もちろん、もともとの子どもの性格もありますから、どんなにママが叱っても、びくともしない子どももいますし、少し怒鳴っただけでも萎縮してしまう子どももいるでしょう。
どんな子どもにもこれが正解、という答えがないのが子どものしつけです。
ただし、親が感情的に怒るのか、それとも冷静に叱るのか、でも、子どもに与える影響は違うでしょう。
あまり親の感情ばかりで怒られることが多かった子どもは、やって良いことと悪いことの違いを正しく理解することができず、ただ親の顔色を伺うようになったり、「どうせ何をやっても怒られる」と消極的になって、自分に自信を無くしてしまうおそれがあります。
親も人間ですから、子どもに対して感情的になることはあって当然です。
しかし、なるべくグッとこらえて、子どもに当たらないように、正しくしつけられるようになりたいですね。
いつも機嫌の良い親に育てられた子どもは、それだけで健やかに育つものです。
親は、子どものしつけ方に悩む前に、いかに自分の感情をコントロールして、機嫌よく生活できるかが大切になってくるでしょう。
ママ自身が、あまり周囲に気を遣いすぎたり、細かいことまでしつけようと神経質にならないことが、機嫌よく笑顔でいられるコツかもしれません。
Photo by Leonid Mamchenkov