今の子どもたちのおよそ6割が、何かしらの習い事をしているようです。
習い事と一口に言っても、スポーツ系や学習系など実にさまざまです。
何か一つだけ、という子もいれば、2つ以上の習い事をしている子も多いようです。
統計によると、およそ4割の子が習い事は1つですが、あとの6割は、2つ以上の習い事をしているようです。
これで兄弟がいれば、親の負担もグンと増えますね。
親としては、送迎の手間や月謝代など、習い事にかかる負担はかなり大きいですから、どうせ通わせるなら子どもの身につくものを選びたいものです。
しかし、いくら親が「これを習わせたい」と教室に連れて行っても、どうしても好きになれない、という子もいるでしょう。
同じきょうだいでも、興味を持つ対象が全く違うことが多いですから、そうなれば、親も無理をして同じ習い事をさせることも出来ないですね。
きょうだいで別々の習い事をさせた場合、送迎をしなければいけない親は、それだけ負担も大きくなります。
そんな理由から、できることなら、きょうだいで一緒の習い事に通ってもらえると助かりますね。
習い事をきょうだいで一緒に行った場合、やはり下の子どものスキルが上達しやすい傾向にあるようです。
赤ちゃんの頃から上の子の真似を一生懸命にして、追いつこうとするのが下の子です。
普段の遊びの中でもそうですが、歳の近いきょうだいは、良い意味でのライバルでもあるので、同じ習い事をさせた場合でも、より下の子のスキルが上達しやすいでしょう。
その場合、上の子のプライドを傷つけないように、それぞれが独自に上達している点を認めてあげるようにしましょう。
最初は下の子の方が伸びやすい傾向があっても、やがて年齢があがっていくと、きょうだいの差は、練習熱心かどうか、向き不向きなど、いろんな要素で成績が変わってきます。あまり気にせず自分のペースで向き合うことが大事だと教えてあげましょう。
Photo by Paul Schultz