上の子が大切に使っているおもちゃほど下の子に取られてしまうことが多いようですが、このときどのような教育をすればいいのかと言うと、まだ言葉をしっかり理解できないような年齢の子どもであれば、しっかり言い聞かせて上の子におもちゃを返してあげるといいようです。
子どもはお腹の中にいるときから外の音を聞いていますが、特に母親の声は他の人の声とすぐに区別できるのだそうです。
ですからどんなに小さくても母親の言うことだけはしっかり聞いていますし、理解しようとしています。
やがて大きくなり、自我が芽生えてくると上の子が使っているおもちゃがうらやましいと思うようになります。
もちろん小さい頃から上の子のおもちゃを取ってはいけないことを教育していれば、ダメなこととして理解していますが、どうしても欲しいと思うこともあるものです。
そのときは下の子のおもちゃが上の子に取られたらどう思うか聞いてみてください。
まだ分からないと言う場合は母親が取り上げてみると、すぐに返して欲しいと反応するでしょう。
このタイミングを逃さずに今のあなたの気持ちとおもちゃを取られた上の子の気持ちが同じだと言うことを言い聞かせてみてください。
もちろん一回でできるようになるということは相当年齢を重ねなければできないことですし、子どもによっては小学校に入ってもまだできない場合があります。
ですが何度も繰り返していくうちに、上の子のおもちゃと自分のおもちゃの区別をつけ、取ってはいけないことを学び身につけていきますから、根気よく教育していきましょう。
Photo by Eric Fleming