年齢の近いきょうだいがいれば、毎日のようにケンカが絶えません。
おもちゃを取り合ったり、意地悪をしたり、と、親としてはイライラが絶えないのではないでしょうか。
子どものケンカは基本的に子ども同士で解決させることが一番で、親はあまり介入しない方が良いとも言われているのですが、やはり目に余ることもあります。
なるべくきょうだい同士を仲良くさせるコツというものがあるのでしょうか。
一番やってはいけないのが、上の子どもだけを叱ることです。
どうしても年齢が上なんだから我慢しなさい、譲ってあげなさい、と親は言ってしまいがちですが、これはきょうだい仲を悪化させてしまう要因となってしまいます。
上の子どもにしてみれば、ケンカの原因も知らない親が、自分ばかりを叱るのですから、下の子どもに嫉妬してしまうのは当然のことです。
きょうだい同士を仲良くさせるためには、ケンカを後々まで引きずらせないことです。
下の子どもが上の子どもに叩かれて大泣きをしている、という場面が多いですが、その時にも、上の子どもを叱るのではなくて、お互いの思いを聞いていきます。
下の子を叩くほどに腹の立つことがあったはずです。
両方の思いをしっかりと親が聞いてあげて、共感するようにすれば、お互いの気持ちもすっきりしてきます。
最後にはごめんね、とお互いに言って、ケンカを終わらせてあげましょう。
親まで感情的になっては、きょうだい同士を仲良くさせることは出来ません。
両方の思いを汲み取ってあげることで、ケンカをしているきょうだいも相手の気持ちを知ることができ、思いやる心も育っていくでしょう。
Photo by Paul Schultz