よく下の子どもほど要領がいいと言いますが、実はこれ本当のことと答える方が多いようです。
ではなぜ下の子どもほど要領がいいというのか、それは下の子どもは上の子どもの様子どもを良く観察しているからです。
上の子どもは、お手本となる年上の子がいませんので、母親、父親からの叱り、しつけを最初に受ける子どもになります。
これをしてはいけない、これはこうした方がいいなどということを、いつもうるさく言われることも多いため、下の子どもは赤ちゃんの頃からその様子を見聞きして育つのです。
赤ちゃんであっても、印象深いことは心の奥底で覚えていることが多く、これをしてはいけない、ここはこうした方がいいと言うことを無意識のうちに実践できるようになるのです。
しかしだからと言って下の子どもがまったく叱られない、しつけされないと言うわけではありません。
できない、守れないと叱られる頻度が上の子どもよりも低いだけだと言えるでしょう。
それはやはり上の子どもを見ていたからであり、叱られて思い出すことも多いのです。
上の子どもをしつけているときは、下の子どもも一緒にしつけているのかもしれません。
上の子どもの様子を見て下の子どもは育つというのはあながち間違いではなく、本当のことと言えるでしょう。
だからといって親御さんが下の子どもに比べて上の子どもはと比較することは良くありません。
上の子どもも下の子どもも個性を持ち、親に褒められるのが大好きなことには違いありませんから、できたことはできたと思いっきり褒めてあげてみませんか。
Photo by Aikawa Ke