子供というのは、自由奔放で自分の欲求のままに行動しているようにみえるでしょう。
どんなにママが忙しくても、「遊んで」「これしてあれして」と言ってきますし、時間の概念もないので公園に行ったら帰るのが嫌がってぐずったり、欲しいものがあったら地団駄を踏んで泣き喚くこともあります。
食事の途中で遊んだり、遊んだものを片付けなかったり、どんなに愛しい我が子でもイライラしてしまって、怒ったり怒鳴ったりしてしまうこともあるのではないでしょうか。
大人は、生活の中でしなくてはいけないこと、守らなくてはいけないことというのが分かっています。
子供はそんなことは分からないですし、成長するにつれて理解していくものであって、それまでは何回でも言い聞かせなくてはいけません。
ですが、何回も注意されたり怒られたりしていると、なんとなく「だめなことがある」ということは分かってきています。
ですので、自由にしているようにみえて、実は子供は気をつかっているのです。
もちろんすべての行動に対して気をつかうことは出来ませんが、ふとした時に親の表情を見て、自分がしていることがいいことかだめなことかを判断しています。
成長していくほどに、親の表情だけではなく、言葉使い、声のトーンにも気をつかうようになり、そこから何かを読み取ろうとするのです。
しつけというのは大変ですし、自分の機嫌や体調によっては厳しいことを言ったり、冷たい態度をとってしまうこともあるでしょう。
しかし、子供はきちんと親を見ていますし、理解できなくても気をつかうものなので、出来るだけ子供の心に寄り添って、感情的にならないように親も気をつかってあげられるといいですね。
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