一人っ子家庭も増えていますが、一人っ子を育てるときに成長過程で注意したいことは何でしょうか。
アンケートなどによると周りとの輪を作ることができるか、と言う人が多いようです。
どういうことかというと子どもを幼稚園や小学校に通わせているお母さん方が見た、自分の子どもの一人っ子の同級生はけんかをする相手がいないことだと言います。
確かに兄弟姉妹であればきょうだいげんかをしますし、謝ることも、許すことも自然と身につけていきます。
また大きい子が小さい子の面倒を見ると言う形を作ることも可能でしょう。
他にも独占欲が強く思いやりの心に欠けるという意見、寂しがっていると言う意見など、様々な一人っ子へのイメージ、実体験が見られるのですが、一人っ子が全員そうなるわけではありません。
よく一人っ子はかわいそうと言いますが、親がしっかりと愛情を持って育てることで、謝るべきところで謝らせること、人を許すことなどはできるのです。
愛情をわがままに育てる方向へ向けるか、協調性を持った子に育てる方向へ向けるかは、言葉がけや行動次第です。
たとえば公園や公民館などの育児広場で他の子どもたちと積極的に関わらせてみるなど同年齢の子どもとかかわりを増やすことで自然と身についていくことです。
一度行ったけれどわがままで他の子どもを叩いたりしてひどかったから二度と行かない、というのは世間一般の一人っ子の悪いイメージを増長させてしまうようなものでしょう。
幼稚園や保育園に入れば自然と他の子どもたちと関わり、協調性や社会性を身につけていくことになりますが、それでもやはり子どもの成長過程を親がしっかり見て、いい方向へと導いてあげることが大切なのではないでしょうか。
Photo by Loren Kerns