あくまで一説ですが、偏食(食べ物の好き嫌い)が激しい子どもは、わがままで協調性に欠ける傾向があるとも言われています。
これは、食べ物と同じく、人間関係にも自分の好き嫌いがあると思いますが、なんでも食べる子は、多少の性格の合わない相手ともつきあっていけるけど、ちょっと苦手な部分があるだけで接触を避けたくなるような子は神経質でわがまま、という根拠から言われているようです。
また、あまり偏った食生活を続けていると、栄養バランスが偏って、免疫力も低下してしまい病気にかかりやすくなる可能性もあります。
このように偏食は子どもにとってもデメリットが多いので、何らかの対策を考えてみましょう。
こういう時はできるだけ細かく刻み、好きな食材と混ぜてみるのですが、それでも嫌な味はわかるので、嫌いな食材が入っているとわかると食べようとしなくなります。
こういう時は刻むのではなく、フードプロセッサーなどで他の食材と一緒にペースト状にしてみましょう。
そこに子どもが好きな味を加えてソースにすると、気づかずに食べてくれる事もあります。
ベランダでもできるプランターで、子どもと一緒に野菜を育ててみるのも効果的だと言われています。
嫌いな野菜でも自分で育ててみると、意外と食べてくれる事もあるといいます。
量をたくさん入れてしまうと、嫌な味や香りが目立ってしまうので少しずつ入れるなど量も工夫してみましょう。
無理に食べさせようとすると、子どもは頑なに拒否するようになってしまいます。
気付いて嫌がったら、それ以上無理に食べさせなくて大丈夫。
気づかない間に食べていた、いつの間にか食べられるようになっていたというように持っていくのが理想です。
ただし時間はかかると思いますので、焦らずゆっくりと克服していきましょう。
どうせ食べないから、とメニューから外してしまうのではなく、食卓にいろんな食材が並ぶようにして、子どもが食べなくても、大人が美味しそうに食べてみせるだけでも進歩になります。
わたしたちも覚えがあると思いますが、大人になったら気が付いたら食べられるようになっていた、というケースも多いものです。
ゴールは大人になるまで、と気長に構えていいと思います。
Photo by Paul Schultz